● 吉田 穂高 HODAKA YOSHIDA
1926(大正15)年、吉田博の次男として東京北区に生まれた吉田穂高。
旧制第一高等学校理科に進みながらも短歌や油彩画の制作に没頭し、その才能を開花させる。
1963年渡米した際、当時全盛であったポップアートに触れ自らの作品に写真製版を導入し、
木版画を併用した独自の技法を開拓した。
1990年に紫綬褒章受賞し、1995年には勲四等旭日小綬章を受賞。
油彩画・抽象作品を含め、近年多くのコレクターを魅了している。
- プロフィール1926年 - 東京都北区に生まれる
1940年 - 代終わり頃から日本アンデパンダン展や太平洋画会に油彩を出品
1952年 - 日本版画協会第20回展に出品し入選、以後会員となる
1955年 - 兄(吉田遠志)と共にアメリカ・中米を旅行し、古代マヤ文明から強烈な刺激を受ける
帰国後、原始の力から放出される生命感をテーマにした抽象木版画を制作
1956年 - 第1回シェル美術賞にて3等賞受賞
1957年 - 母(ふじを)と妻(千鶴子)と共に各地で木版画の講演、展示を催しながら世界一周
以後も、世界各地を旅し、訪れた国は45ヶ国を超える
同年、第1回東京国際ビエンナーレ展招待出品(以後も継続出品)
1963年 - 渡米した際、当時全盛であったポップアートに触れ自らの作品に写真製版を導入し、
木版を併用した独自の技法を開拓する
1967年 - 三鷹市井の頭に転居
1980年 - 日本美術家連盟理事
1988年 - 町田市立国際版画美術館にて初の回顧展
1990年 - 紫綬褒章受賞
1995年 - 勲四等旭日小綬章受賞 同年、69歳で逝去
1997年 - 三鷹市美術ギャラリー、須坂版画美術館でそれぞれ回顧展を開催
2009年 - 三鷹市美術ギャラリーにて吉田家4代の作家を紹介する「THE YOSHIDA FAMILY展」開催