龝月 明 「野の佛」 Akira Akizuki
- 管理No.※Sold※
- 作家名龝月 明 (Akira Akizuki)
- 作品名野の佛
- 年 代
- 技 法リトグラフ (Lithograph)
- サイズ24cm×24cm(I)
- レゾネ
- 体 裁額装
- 備 考※売約済※
- この作品は売約済みまたは販売済みです。
穐月 明 (あきづき あきら) 1929~
作品の多くは観音や菩薩像,野仏などの仏画が多くあり,その他にも身近に存在しているような花や動物・挿し花など,日本画らしい素朴なモチーフを題材に水墨の濃淡を活かした独特の世界観を表現する。在学中はまだ日本画だけではなく洋画も勉強しており,絵画の技術を縛られることなく吸収していきます。同校を卒業間近に,中国・清時代の画家である「金冬心」の画集に深い感銘を受け,将来の礎となる水墨画の勉強に一心不乱に取り組む。その後,徐々に実力を身に着け,1989年ついに「穐月明水墨画集」を刊行し,高い評価を獲得しました。
龝月明を語る上で外せないのが,その活動スタイルです。通常,画家であれば様々な組織や団体に所属しているのですが,全く群れるというスタイルを取らず,ただ自分の信じる芸術を追求するがの如く,ひたすらに作品を作り続けています。彼の代表作の中に「野の佛」があり,龝月明が得意としている,野仏を描いた作品ですが,水墨画らしい淡く芳醇な雰囲気の濃淡が,味わい深く描かれている非常に素晴らしい作品の一つです。また,様々な場所で展覧会なども積極的に行っており,現在では「平凡なものに無限の味を覚えるようになった」と,対象物への深みを自らの世界で作り上げることができるようになったと語っています。
1929年 和歌山県高野山に生まれ,愛媛で育つる
1953年 京都市立美術専門学校洋画科卒業 / 中国清時代の画家・金冬心の画集に感動し,油絵を捨て水墨画を独習
1958年 京都市立美術専門学校日本画専攻科卒業
1961年 以降,個展にて作品を発表
1971年 今日の日本画展 (山種美術館主催) 「鉢中の天」 出品 美術館買上
1989年 穐月明水墨画集 「旅の途中頌」 出版 (京都書院)
1990年 新宿伊勢丹にて千石任・穐月明 「書と画」2人展 / 大阪上本町近鉄百貨店 「穐月明水墨画展」 開催
1992年 西武アート・フォーラムにて「穐月明墨彩展」開催
現在:日本画無所属