加納 光於 「Illumination L-18」 Mitsuo Kano
- 管理No.※Sold※
- 作家名加納 光於 (Mitsuo Kano)
- 作品名Illumination L-18
- 年 代1986年
- 技 法リトグラフ (Lithograph)
- サイズ74×55cm(I)
- レゾネNo.454
- 体 裁額装
- 備 考※売約済※ サイン/ED.35部
- この作品は売約済みまたは販売済みです。
加納 光於 (かのう みつお) 1933~
13歳頃に胸を病み,中学を中退し自宅にて療養をする
フランス近代詩,特にランボーを耽読する一方,鉱物・植物・化学実験に関心を寄せる
19歳の時,古書店で今純三著「版画の新技法」を手にとり銅版画に興味を持つ
独学で銅版画を始め,1956年に瀧口修造の推挙により神田のタケミヤ画廊にて個展開催
1950年代後半より,既成の銅版画の技法ではなく,版上で防蝕剤を操る独自の手法で博物誌的な印象を与える作品を制作し精力的に個展を開催
1960年代には,線によって表象される具体的な形が崩れ,色が出現する作品を発表,
バーナーで焼き凹凸をつけた亜鉛合金を版とするメタルプリントの連作,「ソルダード・ブルー」を制作し,
コバルト・ブルーの色彩が出る
熔けた金属が冷えていく瞬間の色の輝きや,瞬時に消え去った色彩のダイナミズムを表現し,同様の技法で一版多色刷りの
「半島状の!」連作に展開する
1979年,瀧口修造の死と前後し,デカルコマニーの作品制作を行っていた瀧口の仕事を引き継ぐかの様に,デカルコマニーの
性質をおびた油彩画の作品制作をはじめる, 創作は,版画・油彩・造本・装幀・オブジェなど多岐にわたる
1933年 東京に生まれる
1955年 銅版画集「植物」を出版
1956年 初個展 (東京)
1959年 第5回サンパウロ・ビエンナーレ展出品(ブラジル) 以降,第6.7.9回展出品
第3回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展出品(リュブリアナ,旧ユーゴスラビア)
リュブリアナ近代美術館賞受賞, 以降,第4-8回展連続出品 / 第8回展にて買上賞受賞
1961年 第6回日本国際美術展「翼・予感」 優秀賞受賞(東京都美術館) 第8回同受賞
1962年 第3回東京国際版画ビエンナーレ「星・反芻学」 国立近代美術館賞受賞
1965年 第8回日本国際美術展「星・反芻学」 優秀賞受賞
1966年 第1回クラクフ国際版画ビエンナーレ展出品(クラクフ,ポーランド)
1968年 ジャパンソサエティ招聘によりヨーロッパ経由でアメリカ,メキシコを渡り69年帰国
1969年 第8回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ「Planet Mirror B」 買上賞受賞
1970年 第2回英国国際版画ビエンナーレ展出品
1972年 「加納光於-大岡信共作展 アララットの船あるいは空の蜜」展開催 (南画廊)
1974年 「葡萄弾」により,造本装幀コンクール展で文部大臣賞受賞
1978年 第4回インド・トリエンナーレ展出品
1980年 個展「加納光於の版画 -瀧口修造とともに-」 (福岡市美術館)
「現代版画の一断面」出品(東京都美術館)
1981年 「1960年代 – 現代美術の転換期」出品 (東京国立近代美術館)
1983年 「加納光於 PAINTINGS」展開催 (北九州市立美術館)
1988年 「加納光於1977-1987『版画』強い水 – 夢のパピルス」展開催 (0美術館)
1990年 「加納光於初期銅版画」展開催 (北九州市立美術館)
1993年 「色彩としてのスフィンクス – 加納光於」展開催 (セゾン美術館)
1997年 「葡萄彈 加納光於 オブジェ 1968-1997」展開催 (愛知県美術館)
第8回山口源賞で「Circle-波打つ眉をしずめよ・5」大賞受賞
1998年 紫綬褒章受章
2000年 「加納光於「骨ノ鏡」あるいは色彩のミラージュ」展開催 (愛知県美術館)
2005年 旭日小綬章受章
2012年 神奈川文化賞受賞 / 「加納光於展」開催 (大分市美術館)
2013年 「加納光於 色身-未だ視ぬ波頭よ2013」展開催 (神奈川県立近代美術館)
2017年 「加納光於-揺らめく色の穂先に」展開催 (CCGA現代グラフィックアートセンター)