刑部 人 「山路」 Jin Osakabe
- 管理No.※Sold※
- 作家名刑部 人 (Jin Osakabe)
- 作品名山路
- 年 代
- 技 法油彩 (oil on canvas)
- サイズ10号 (F10)
- レゾネ
- 体 裁額装
- 備 考※売約済※
- この作品は売約済みまたは販売済みです。
刑部 人 (おさかべ じん) 1906~1978
昭和の日本に生き・昭和の日本を描いた画家,刑部人。明治39年,栃木県下都賀郡家中村に生れた刑部は,教育者であった父の影響のもとで幼い頃から絵を学び,東京美術学校在学中に帝展に入選するなど,早くから才能を発揮。美術学校を優秀な成績で卒業した後,帝展・文展を舞台に作品を発表します。昭和15年からは,東京高等工藝学校で後進の指導にもあたる。
昭和35年代以降は,パレットナイフを多用した大胆な作風を展開し,一見無造作に置かれたかに見える絵具が刻々と移り変わる自然の色彩・質感を見事に描きだしていく作品は,まさに刑部の才能そのものでした。
1906年 5月5日,栃木県下都賀郡家中村大字家中に生まれる
1915年 9歳頃から,川端龍子・鶴田吾郎の主幹するスケッチクラブの通信講座を受ける
1918年 父の東京転任に伴い12歳で上京。大森・新井宿に川端龍子を訪ねるようになる
1922年 16歳頃から,日本画家の川端玉章が設立し,藤島武二などが主任を務めた本郷の川端画学校に通う
1924年 東京美術学校西洋画科(現在の東京藝術大学美術学部油絵科)に入学
1928年 第9回帝展において「友人の肖像」が初入選
1931年 東京都豊多摩郡落合町大字下落合(現在の新宿区中井)にアトリエを構える
1940年 芝浦の東京高等工芸学校(現在の千葉大学工学部)助教授となる
1943年 新文展無鑑査となる
1946年 第1回日展(日本美術展覧会)に「冬の軽井沢」を出品し,特選となる。金山平三と山形県大石田への写生旅行に同行
1948年 第4回日展に「渓流」を出品し,特選となる
1951年 日本橋三越にて第1回個展を開催。以後,計27回開催
1958年 新世紀美術協会に参加,第3回新世紀美術展に「渓流(奥入瀬)」を出品
1967年 日展審査員に選ばれる
1976年 70歳を記念し,日動画廊で「刑部人記念展」(銀座・名古屋)を開催。『刑部人画集』(日動出版)を刊行
1978年 腎不全のため死去,享年71歳。勲4等瑞宝章を受ける
1979年 栃木県立美術館にて回顧展「刑部人展」が開催される(全216点出品)
1987年 日動画廊にて回顧展「刑部人」(銀座・福岡)が開催
2004年 栃木県立美術館にて「刑部人展 昭和日本紀行」展が開催
2007年 那須野が原博物館にて「刑部人 自然との対話・限りなき風景の体現」展が開催
2008年 とちぎ蔵の街美術館にて「開館5周年記念展 アートリンクとちぎ2008 風景の旅人 刑部人展」が開催
2010年 日動画廊本店(東京・銀座)にて「刑部人展 -片雲の旅人-」開催
日動画廊名古屋店にて「受け継がれし美-金山平三 刑部人 五月女政平」展が開催
2011年 日動画廊にて「金山平三・佐竹徳・刑部人 ~自然を謳う巨匠たち~」が開催
2015年 日動画廊にて「刑部人展」が開催される