香月 泰男 (かづき やすお) 1911～1974年

1911年 山口県大津郡三隅町久原に生まれる

1931年 東京美術学校に入学 / 在学中に国画会に入選 / 藤島武二の教室に学ぶ

1936年 美術学校卒業後,北海道庁立倶知安中学校 (現：北海道倶知安高等学校) の美術科教師として着任
その後,山口県立下関高等女学校 (現：山口県立下関南高等学校) に転任

1942年 太平洋戦争勃発により召集を受け満州へ

1945年 ソ連に抑留され,シベリア・クラスノヤルスク地区のセーヤ収容所で強制労働に従事
これが原体験となり,その後の作品全体の主題となる

1947年 シベリア抑留から引き揚げ,下関高等女学校へ復職

1948年 郷里の三隅へ戻り,山口県立深川高等女学校 (現：大津高等学校) に転任

1960年 大津高等学校を依願退職 / その後,創作活動に専念

1966年 九州産業大学に新設された芸術学部油絵科の主任教授を委嘱

1969年 「シベリア・シリーズ」で,第1回 日本芸術大賞を受賞

1974年 3月8日,逝去 享年62歳 / 政府から,勲三等瑞宝章を贈られる

1975年 「香月泰男遺作展」 京都国立近代美術館

1993年 三隅町立香月美術館 開館

2005年 三隅町合併により 「香月泰男美術館」 に改名 (山口県長門市三隅中)

2014年 「没後40年 シベリア・シリーズと香月泰男展」 山口県立美術館