米倉 斉加年 「花のスカーフをした女」 Masakane Yonekura
- 管理No.※Sold※
- 作家名米倉 斉加年 (Masakane Yonekura)
- 作品名花のスカーフをした女
- 年 代
- 技 法レフグラフ (Refgraph)
- サイズ27.5cm×24cm(I)
- レゾネ
- 体 裁額装
- 備 考※売約済※
- この作品は売約済みまたは販売済みです。
米倉 斉加年 (よねくら まさかね) 1934~2014
1934年 福岡県福岡市に生まれる
福岡県立福岡中央高等学校で,バスケットボール部の主将を務め
西南学院大学文学部英文科在学中には,演劇に目覚め大学を中退
1957年 劇団民藝に入団し,俳優としてだけでなく,演出家としても活躍
2000年 退団
もとの本名は,正扶三(まさふみ)だったが,幼い頃に旅の僧侶により「斉加年」と命名されて以降
この名を名乗り続け,後に戸籍上も改名した。著書「おとなになれなかった弟たちに…」は,
中学1年生の国語教科書(光村図書)に採用されている(挿絵も本人によるもの)
第1回,第23回 紀伊国屋演劇賞,第11回「新劇」演技賞受賞
繊細な奇人芸術家,又は善良だが内気なインテリといった役柄を得意とする
NHKへの出演は多く,大河ドラマではしばしば大役を演じた
「風と雲と虹と」では,国司でありながら将門の乱をたきつける皇族・興世王を演じ
「花神」の桂小五郎などは,民放や現在のNHKでは考えられない起用であり
高い知性やリーダーシップと神経質さを合わせ持つ桂像を構築してみせた
「明智探偵事務所」での準レギュラー,博多訛りの怪人二十面相役も知られている
善人としての持ち味は,山田洋次監督に愛され「男はつらいよ」シリーズに2度
恋敵役で登板したほか,端役でもしばしば顔を出ししている
山田監督の愛弟子・高橋正圀が脚本を書いたNHKドラマ「僕の姉さん」二部作では
倍賞千恵子の夫となる美術教師役。これも善良なインテリであった
絵師としては,ボローニャ国際児童図書展にて
1976年「魔法おしえます」・1977年「多毛留」で,2年連続グラフィック大賞を受賞
この展覧会で,大賞を2年連続で受賞したのは彼が初めてである
2014年 8月26日,結婚式に出席する為,出身地である福岡市に滞在中のホテルで腹痛を訴えた後に倒れ
救急車で搬送されたが,同日午後9時33分,腹部大動脈瘤破裂のため,搬送先の同市内の病院で亡くなる。享年80歳