アンリ・マティス 「女の横顔 III」 Henri Matisse
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- 作家名アンリ・マティス (Henri Matisse)
- 作品名女の横顔 III
- 年 代1947年
- 技 法リトグラフ (Lithograph)
- サイズ16.5cm×9.5cm(I)
- レゾネIlt No.20
- 体 裁額装
- 備 考※売約済※
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アンリ・マティス (Henri Matisse) 1869~1954
フォーヴィスム(野獣派)のリーダ-的存在であり,野獣派の活動が短期間で終わった後も
20世紀を代表する芸術家の一人として活動を続けた。自然をこよなく愛し「色彩の魔術師」
と謳われ,緑あふれる世界を描き続けた画家であった。彫刻および版画も手掛ける。
「色彩の画家」といわれるマティスは,純粋な色彩の効果を生涯にわたって探求し続けた。
マティスのいう「色彩」とは,自然に倣った色彩や理論的な色彩学ではなく,感覚や直感に
従っており,それは画家自身の感情を表すものであり,鑑賞者の心に働きかけるものだった。
また,色彩効果のために,形はどんどん単純化されていき「面」となった。「色と形」を追求して
いった後,晩年にはそれらを同時に考えることが出来る「切り絵」の制作へと発展させた。
1869年 12月31日 フランス北部,カト=カンブレジに生まれる
1890年 盲腸炎の療養中に絵画に興味を持ち,画家になる決意をする
1891年 パリの私立美術学校であるアカデミー・ジュリアンに入学
1892年 ギュスターヴ・モローの教室に入り,ルオー、カモワンらを知る
1896年 サロンに入選 / アカデミックな新進画家として嘱望される
1898年 アメリー・パレイルと結婚
1890年代 終わり頃,印象派の作品に接し,徐々にアカデミズムから離れる
セザンヌ・新印象派に強い関心を抱き,画面構成や点描による色彩の研究
1901年 シニャックの主宰するアンデパンダン展に出品
1903年 創設されたサロン・ドートンヌに出品
1905年 サロン・ドートンヌで,マティス・ドラン・マルケ・ルオー・ヴラマンクらの
激しい彩色作品が展示され,フォーヴィスム(野獣派)の呼称が生まれる
1920年代 アンチームな雰囲気の室内や,官能的なオダリスクのモティーフが登場する
1930年代以降 平坦な色面を組み合せ,二次元性を強調する作品が際立ちやがて晩年の「切り絵」に集約される
1954年 11月3日 逝去
2004年 日本初の大規模なアンリ・マティス展が開催 (国立西洋美術館,他)